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参拝と祈願の作法




− 初歩からの知識 −


参拝するのに良い日時
参拝してはいけない日はありません。
午後に参拝しても大丈夫ですが、時間を選べるなら太陽が昇り心身の状態も前向きになる午前中の方が神気を受けやすい良い状態です。
特別な願掛けのため、他人に見られない深夜に参拝することもあります。
大安、仏滅などの六曜や暦注などは人事・冠婚葬祭・建築行事などの際に参考にしますが、参拝の適否を判断するものではありません。
神様を思った時が参拝する吉日です。
参拝の服装
普段、散策を兼ねて参拝する際は普段着でもかまいません。
初詣、七五三詣、初宮詣など特別な日には、華美ではなく、あらたまった服装で参拝しましょう。
特に社殿に昇る場合は裸足などは避け、あまりくだけた身なりは慎みましょう。
参拝の際用意するもの
手水をつかう際のハンカチをお持ち下さい。
御賽銭程度の他、特別に用意しなければいけないものはありません。
御守・御祈祷・昇殿参拝等を申し込む場合は、定められた初穂料をご用意下さい。
お志で御神酒などを御供えする場合は受付にて係へお渡し下さい。
神門を入ります
『参入一礼退出一礼』
一礼をして神門を入りましょう。退出の際も一礼をしましょう。
人の及ばない大きな存在に謙虚に頭を垂れることが、神様に近づく早道です。
『謙虚・つつしみの心に神宿る』
神前に参拝する前に手水をつかいます
手水舎にて手水をつかい、手・口を漱ぎます。作法は、柄杓を持ち「左手→右手→口→左手」の順で漱ぎます。口を漱ぐ際は手に受けた水で行います。口を直接柄杓につけてはいけません。
手・口を清めると同時に心身を清める気持ちで手水をつかいます。
心と身体を清めて、はじめて神意が現れる準備ができます。
参拝の作法
御賽銭を賽銭箱に納めます。御賽銭は感謝の気持ちを金銭に替えて奉納する意味ですから、投げつけたりしてはいけません。汚れがひどい貨幣・不要な貨幣などを御賽銭にするような行いは、却って自らの不運を招く事になります。実は、そのような行いをする時点で、その人はそのような人格しか持つことができない人間としての人生を送っているという神罰が当たっている状態にあります。外国貨幣、ゲームコインなどを御賽銭箱に入れる事も止めましょう。良いことがある訳がありません。
神前に進み、「二拝・二拍手・一拝」の作法で拝礼します。拝礼のあと心の中で「感謝・誓約・祈願事」を祈ります。
最高の祈りは「感謝」です。感謝した瞬間、我々は既に神様の加護の中にあります。

拝礼作法の詳細(基本)
参拝は、心を神様にあずける事が大切です。社殿の外ではあまり作法にこだわる必要はありませんが、基本の作法を知っておく事は大切です。作法は心と身体を最も良い状態に作る方法です。一度試してみて、終わった後のすがすがしい心身の状態を感じて下さい。

1 神前に進み、神様に真剣に向き合う姿勢を作ります。まず、足を揃え、手は腿(もも)の外側につけ、姿勢を正します。
※気をつけの姿勢です〜(1)両足の踵をつけ(2)つま先を少し開き(3)両膝をつけて伸ばし(4)腰を伸ばし(5)胸を張り(6)あごを引き(7)口を閉じ(8)真っ直ぐ前を見て(9)肘を伸ばし手の指を揃え腿の外側につけます
2 御賽銭は投げ入れず、静かに御賽銭箱へ供え入れます
3 深揖(約45度の礼)を半呼吸ほどで行います。
4 一呼吸ほどの拝(約90度の礼)を二度行います。
5 胸の高さで両手を合わせ、右指先を少し下にずらします。
6 肩幅ほどに両手を開き、柏手を二度打ちます。
7 指先を揃えます。
8 もう一度拝(約90度の礼)を一度行います。
9 両手を合わせ、頭を少し下げ、神様に心をあずける状態を作り、祈りを込めます。
※祈りは、まず生かされている事を感謝し、次に願い事を祈り、最後に神様に約束を捧げます。
10 最後に、もう一度深揖(約45度の礼)を行い、神前を下がります。
最強の祈り方
玉串奉奠(ほうてん)の作法
殿内で祈願するときや祭りの際、神前に玉串という榊の枝を捧げます。
榊の根元に近い方を神前に向け、案(台)に置き、二拝・二拍手・一拝の作法で拝礼します。
玉串は、榊の枝に紙垂(しで)を付けたもので、この玉串に自らの心をのせ神様に届けるためのものです。
御祈祷を申し込む際の準備
ホームページに御祈祷予約サイトがありますからご利用下さい。予約優先になりますが、当日申込も可能です。行事予定・受付時間・初穂料等が掲載してありますからご参照下さい。電話・メールなどでお問い合わせ頂いても結構です(電話での予約はできません)
日時を予約して一組のみの御祈祷は「特別予約祈祷」になります。
御祈祷料は、5000円・7000円・10000円など定めがありますが、自分の気持ちに合った額を初穂料として納めましょう。物を買う訳ではなく、あくまでも神様への御供えとして納めるものです。
熨斗袋を使う場合は、「初穂料」「玉串料」等と表書きをしますが、封筒などでも構いません。
御祈祷や昇殿参拝の後に直会(なおらい)を受けます
※感染予防のため当分の間直会を中止致します
殿内で参拝した後は、直会として御神酒を戴きます。神様に供えたお酒を戴いて神気を身体に廻らせます。
運転をする場合等は、唇に少しつけるだけでも結構です。
御神札を受けます
家庭で神様に祈るためには御神札が基本です。神棚が無くても壁・柱・キャビネットの中などに御神札を立て、日頃から守護を戴きます。
御守・記念品などを受けます
自分に適した御守・縁起品・記念品等を受けます。
おみくじを受けます
自分の願いを具体的に決め、おみくじを引きます。大吉・吉・凶等の種別と内容の説明を共に良く読みます。
おみくじの見方と引き方
御神札や御守などをお返しします
一年間お守りいただいた御神札や御守があればお返しします。
できれば戴いた神社へお返ししましょう。
末社・御神木などにお詣りします
境内には、山神社・神明社・津嶋社・豊玉稲荷社・五社金閣龍神社・忠魂碑などがお祀りされています。それぞれにお詣りしてお祈りしましょう。
拝殿西側の『桃取石』は恋占い・良縁占いの石です。また境内裏手の、縁結び良縁祈願の御神木『連理木』をお詣りしましょう。
織田信秀公信行公ゆかりの末森城址茶室洗心軒昭和塾堂など見所もたくさんあります。


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