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使用済み祝い箸は社寺に捨てる? |
最近またまたおかしな現象が起こっています。皆さん正月などに祝い箸をお使いになると思います。その使用済みの祝い箸を御札と一緒に持ち込まれる例が増えていると聞きました。益々日本人の行動が不可解になってきました。何故使用済みの祝い箸を可燃ゴミとして処分できないのでしょう?ググって見ました。 ありました。トップに表示されたのが、H何とかというサイト。「祝いの席を過ごした祝い箸は、縁起ものですので、ふつうにゴミ袋へ捨ててしまうのはダメです!基本は、注連縄など神社でお炊き上げしていただく際に一緒に持って行くことをオススメします。ご家庭で処分される場合は、お塩で清めてから処分されるといい」だそうです。2番目に表示されたのがA何とかというサイト。「使い終えた祝い箸は、1月15日の小正月に「左義長」という正月飾りを燃やす行事に持参して燃やすのが昔からの習わし」と。他にも「どんど焼きに出す」「普通のゴミと一緒に捨てずに、どんど焼きの時に注連飾りなどと共に燃やすのが一般的」「自分で処分する時は、神様への感謝の気持ちを込め塩でお清めをしてから他の家庭ゴミとは別にして捨てる」等々、ちえぶくろ的なサイトにも出てくるわ出てくるわ。 一体いつからこんな事が一般常識になったのでしょう。そもそも使い終わった箸を神社や寺に捨てて、「神様への感謝の気持ち」も無いものだと思わないのでしょうか。御札や御守、注連縄に、人が口をつけて使用済の箸を混ぜて燃やすと御利益があると思う方がどうかしています。神仏に対し誠に非礼な行為です。宗教的情操というまでも無く、あまりにも常識に欠けた行動だと思うのは私だけでしょうか。少子化と核家族化の影響で世代間の常識伝達が断絶しているのかも知れません。何でもググって本気にするからでしょうか?少し自分で考えて見ましょう。ネットの情報は真実ですか? |
(2023年1月) |
(宮司からの託け) |
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