オガタマ
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5月初旬、三の鳥居前の「カラタネオガタマ」の花が咲き始めます。
カラタネオガタマは、モクレン科オガタマノキ属の常緑樹。花が、完熟したバナナのような甘い香りを発散することから、banana tree・banana
bush(英名)と呼ばれます。特に午後から夕方近くに強く香るようです。
開ききった花よりも開く直前のものの方が強く香ります。花は香料に使われます。 参拝の折、是非、オガタマの花をご観賞下さい。
→生体システム研究生の見解
秋に果袋の中に真っ赤な丸い実が集合果を形成し、枝を持って舞うと澄んだ鈴のような音がすることから、巫女が持って舞う神楽鈴の原型になったともいわれます。
前述の「カラタネオガタマ」は外来種で、「オガタマノキ」は在来種であると云われます。
古今伝授三木の一。
現在は神前に捧げる木(玉串など)として榊が使われますが、元来はオガタマを用いたようです。葉を見ると確かに榊に良く似ています。
霊魂を招くということから、あまり一般の庭木としては植えられていないようです。
この木が玉串として用いられたということは、玉串は神霊を招くための神聖な枝であるということだと解釈できます。神前に玉串を捧げる際には、神霊をお招きする気持ちをもって、お祈りしたいものです。
一円硬貨の表のデザインにも採用されています。
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(現在、三の鳥居前に移植されています)
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まだ蕾(つぼみ)も残って。
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もう少し・・・・。
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取れた・・・。
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含み笑いをしているような。
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黄白色の花弁に紅色の覆輪があります。
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開き始め。
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開いた。バナナの甘い香りが強く漂います。
バナナの香りは......ご参拝を。
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