６月初旬、ムラサキシキブが境内のあちこちに咲きます。
控え目な山野草なので見落としがちですが、車から降りて注意しながら散策すると良く見つかります。
シソ目、クマツヅラ科、ムラサキシキブ属の落葉低木で、学名はCallicarpa japonica。英名はJapanese beautyberryです。
初夏に薄紫の花を付け、秋には紫色の美しい実がなります。その清楚な美しさを「紫式部」に例えたとか、紫色の実を沢山つけるので「紫重実（むらさきしきみ）」と呼ばれていたものが紫式部を連想させたとかの説があります。
花言葉は「愛され上手・聡明な女性」、別名「実紫（みむらさき）」。
あまり日当たりの良くないところでも、奥ゆかしく咲いています。英名通り、日本女性の本来の美しさを象徴しているようですね。